今更外大?外国語大学で学ぶメリット・デメリット考えてます?

外国語大学 メリット デメリット

今更、外国語大学に行くべきなのか?

グローバル化の潮流を受けて、近年総合大学の中で英語に力を入れた学部の新設が相次いでいます。

そんな中、外大に行く意義は?メリットは?デメリットは?

東京外大、神戸市外大、神田外大、名古屋外大、関西外大、京都外大を検討する人必見です。

 

1. 今更、外国語大学に行くべきなのか?

英語系学部の相次ぐ新設ブーム

グローバル化の潮流を受けて、近年総合大学の中で英語に力を入れてた学部の新設が相次いでいます。2004年に全て英語で授業を受ける早稲田大学 国際教養学部、秋田に公立の国際教養大学が、2009年に関西大学に外国語学部が、そして2013年には1年の必修留学が組み込まれた同志社大学大学 グローバルコミュニケーション学部などが開設されて人気となっています。

 

かつて、外国語大学と総合大学は棲み分けができていましたが、近年は総合大学が国際化に転じたためその垣根は低くなってきています。こと、メジャー言語である英語や中国語を専門に勉強するのであれば、外国語大学や外国語学部を選ばずとも勉強できる環境が整っています。

 

外国語大学で学ぶ意義

外大でないと専門的に勉強できないアラビア語やタイ語などマイナー言語を専攻したい場合は外大に行くべきです。また、特定の地域について歴史をはじめ気候・風土、文化、民族、社会、経済など深く学びたい場合。そして、文法や語法をはじめ、言語史、語い論、語源研究、方言研究など言語の研究をしたい場合も外大しか選択肢が無いと言えます。開講科目、留学制度、教授陣のレベル、図書館にある専門書の数などは、外国語大学特有のものがあります。

逆に言うと、英語などのメジャー言語をただプラクティカルに話せるようになり、検定資格を取って就職活動に活かしたいのであれば、わざわざ外大に入る必要性は無いでしょう。

 

2. 日本の外国語大学一覧

uni_profile

神田外語大学

現在、日本には7つの外国語大学が存在しています。国公立が2校、私立が5校。(別途、旧外大が2校)

区分 学校名 偏差値 学費(1年間) 専攻できる言語
国立 東京外国語大学 70 535,800円 日本語・英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・ポーランド語・チェコ語・中国語・朝鮮語・モンゴル語・インドネシア語・マレーシア語・フィリピン語・タイ語・ラオス語・ベトナム語・カンボジア語・ビルマ語・ウルドゥー語・ヒンディー語・ベンガル語・アラビア語・ペルシア語・トルコ語
公立 神戸市外国語大学 62.5 535,800円 英米・ロシア・中国・イスパニア
私立 神田外語大学 50 1,240,000円 英米語・中国語・韓国語・インドネシア語・ベトナム語・タイ語・スペイン語・ブラジル・ポルトガル語
私立 名古屋外国語大学 57.5 1,214,000円 英米語・フランス語・中国語・日本語
私立 京都外国語大学 47.5 1,210,000円 英米語 , スペイン語  , フランス語  , ドイツ語 , ブラジルポルトガル語  中国語  , 日本語 , イタリア語
私立 関西外国語大学 55 1,020,000円 英米語・スペイン語・中国語
私立 長崎外国語大学 35 1,015,300円  英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、日本語
旧外大 大阪大学(旧 大阪外国語大学) 65 535,800円  日本語・中国語・朝鮮語・英語・モンゴル語・インドネシア語・フィリピン語・タイ語・ベトナム語・ビルマ語・ヒンディー語・ウルドゥー語・アラビア語・ペルシア語・トルコ語・スワヒリ語・ロシア語・ハンガリー語・デンマーク語・スウェーデン語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語
旧外大 北九州市立大学(旧 北九州外国語大学) 57.5 535,800円  英米学・中国

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2016.03.30

3. 外国語大学のメリット↑↑

東京外国語大学

東京外国語大学(国立)

単科大学である外国語大学と総合大学を比べた場合のメリットを紹介します。

 

①留学制度が豊富

国公立、私立共に派遣留学をメインとした留学制度が豊富に揃っています。総合大より、外語大の方が留学率が高いのも大きな特徴です。

②マイナー言語を学べる学習環境

外語大には、一般的な総合大学では開講されていない言語を習得する学習環境があります。特に、国立の東京外大や大阪大学(旧大阪外大)は、その他の外国語大学と比べても圧倒的に幅広い言語を専攻できます。また、マイナー言語になればなるほど、その学問における大家、第一人者といった超一流教授がいます。

③地域研究

ある言語を学ぶには、その地域の歴史をはじめ気候・風土、文化、民族、社会、経済など、言葉だけでなく、その地域のさまざまな部分について、深い知識が必要となります。また逆に、その地域をより深く理解していくためには、そこで用いられている言語の知識は欠かせません。

④言語研究

言語自体の研究では、文法や語法をはじめ、言語史、語い論、語源研究、方言研究などさまざまな内容があります。専門的に言語研究するには外国語大学でないと難しいです。

⑤少人数教育

外国語学を学ぶ場合、1・2年次に語学の修得を中心とした科目を週6、7コマほど履修するのが一般的です。具体的な科目には、文法、講読、会話、聞き取り、作文などがあります。個々の語学能力を高めていく必要があるため、多くの場合、少人数制のクラス編成になっています。

⑥人間関係が濃い

外語大は総合大学に比べると規模が小さいので、学生同士、学生と教授との人間関係が濃くなります。

 

4. 外国語大学のデメリット↓↓

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関西外国語大学(私立)

単科大学である外国語大学と総合大学を比べた場合のデメリットを紹介します。

 

①一般科目を専門に勉強できない

一般的に外国語大学のカリキュラムは、まず専攻言語を集中して習得し、その言語を中心に関連する文化、政治、経済などを学習するデザインになっている場合が多いです。なので、経済学や心理学などの一般科目をより専門的に掘り下げて勉強したい場合は、十分な科目が開講されていなかったり、専門の教授がいない場合があります。単科大学の外国語大学ならではのデメリットです。(東京外大は四大学連合で一橋大や学芸大などの授業を受けることができます)一方で、大阪大学、上智大学、関西大学など総合大学の外国語学部であれば、他学部の講義を取ってシームレスに勉強することができます。

②留年率が高い

外国語大学、外国語学部の講義は必修科目が多いうえに、出席が重視されています。最初の1,2年生の間は徹底的に言語の基礎を勉強するので授業についていくのが大変です。日々の課題も多く、テストも多いです。特に、東京外大は留年率が高いと言われています。3年生、4年生で海外留学をした場合、4年間で卒業できない場合も多いです。

③学生の多様性に欠ける

総合大学に比べて単科大学は、学生の規模もさることながら多様性も劣ります。ただし、帰国子女が多く、多言語を学ぶ環境はユニークな人が多いです。

④卒業後、経済界・政財界で強いコネクションが無い

経済界、政財界への人材輩出は経済、法学部などの他学部に比べて弱いです。

 

5. 外国語大学の選び方

神戸市外国語大学

神戸市外国語大学(公立)

外国語大学をどう選ぶのか?下記の①-⑤の要素を考慮して選ぶのが良いでしょう。また、場合によっては外国語大学ではなく、総合大の外国語学部も選択肢になります。

 

①勉強したい言語で選ぶ

外語大を選ぶ上で1番大切なことは「専攻言語」です。今日、総合大でなく外語大に行く醍醐味は習得できる言語の多様性だと言えます。マイナー言語になればなるほど、勉強がかなり大変ですのである程度の興味が持てる言語を選ぶのが懸命です。

②偏差値・ブランド力で選ぶ

文系学部出身者の就職活動は、歴然とした学歴フィルターが存在します。名門大学、難関大学でないと大手企業に採用される確率は低くなります。また、外資系企業も学歴が高い学生を好んで採用します。私立の外国語大学はMARCH、関関同立などの有力な私立総合大学よりは、大学のランクが落ちます。

③留学制度で選ぶ

特に私立大学の中にはユニークな留学制度を持った大学があります。関西外国語大学は日本最大の留学提携校数に加え、ダブルディグリーが取得できる留学プログラムや、2カ国に留学できるプログラムなど独自の制度を持っています。もっと詳しく>>>「関西外大のユニークな留学制度を紹介

④学費で選ぶ

国公立大学は年間53.5万円、私立大学は年間102~124万円と約2倍の学費差があります。

⑤所在地で選ぶ

国際センスを身につけるのであれば、都会で学ぶことに越したことはありません。関東や関西にある大学で4年間過ごすメリットは大きいです。アルバイトも通訳、英語事務、外資系企業などを経験することも可能です。

 

6. 外国語大学と就職活動

京都外国語大学(私立)

京都外国語大学(私立)

外語大の学生の憧れの職業と言えば何でしょうか?

研究者、教師、通訳などを除けば、外務省、国際連合職員、JICA、外資系企業、総合商社などが、培った語学力が活かせる花形職業だと言われています。当然ながら、外国語大学だからと言って有利になる場面は全くありません。習得した言語の特異性や専門性、検定試験、留学経験で培った国際性などは評価されます。

 

外務省

キャリア官僚を目指すなら、最低でも東京外大を出ないと採用は限りなくゼロに近いです。東大、京大が多いので東京外大でも難しい位です。ノンキャリの外務省専門職であれば幅広い大学からの採用実績がありますが、上智大学や東京外大や関東の有名大学が目立ちます。

国際連合職員

まず、学部卒では応募すらできません。修士以上が採用対象です。大学のレベルがどうこうと言うよりも、修士における専門性が大切です。

JICA、外資系、総合商社

これらの企業は超人気なので、東大・早慶・一橋・ICUなどの難関大学出身が採用されるケースがほとんどです。

 

このように、日本の民間企業の就活市場では、大学入学後に身につけた語学力などのスキルより、出身大学名でスクリーニングされることが多いのが実情です。ただし、英語や中国語などメジャー言語ができた上で、マイナー言語に秀でた人は総合商社などグルーバルに事業を展開する企業では非常に優遇されます。将来、どういう風に働きたいのかをある程度見据えて大学・専攻言語を選ぶ必要があります。

結局は実力が大切です。TOEICは900点は取得しておきたいです。

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2016.02.24

まとめ

今回は外国語大学のメリット・デメリットをお話しましたが、いかがでしょうか?

学問ということを無視して、就職活動や社会での実用性の観点だけ見ると、英語を勉強したのであれば外語大に行かずに、総合大学で経済学部、法学部、英語系学部等に在籍しながら海外留学をすれば事足ります。特に私立大学だけで考えた場合、実用性だけ考えると、早慶、MARCH、関関同立クラスの大学で留学をする方が先々享受できるメリットが大きいかもしれません。

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一方でマイナーな言語を習得したい、特定の地域に興味があって深く勉強したい、などの希望があれば迷わず外国語大学を選ぶことをおすすめしたいです。実用性だけを追い求めるなら、総合大学に行って留学を経て、検定資格をきっちり取るべきです。でも、実用性は勿論、言語を学問としても深く学びたいのであれば絶対に外語大に行くべきです!

また、大学選びに関しては下記の本を読んでみることおすすめします。

 

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